投げ釣り・ぶっこみ釣りに使うライン(道糸)の使い分けについて

ラインといっても色々な種類があります。ナイロン、PE、号数、色、値段もピンキリだし・・・。「んー、どのラインを選べばいいんだ?」 正直、いきなりお店に行って選ぶのは難しいのではないかと思います。ということで、今回は「投げ釣り」「ぶっこみ釣り」で使える私がよく使っているラインとその使い分けを紹介したいと思います。なお、ここで言う投げ釣りとは遠投置き釣り、ぶっこみ釣りとは近距離に投げる置き釣りを指しております。

   ー 目次 ー

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投げ釣り・ぶっこみ釣りに使うラインの特徴

まず初めに、投げ釣りに限ったことではありませんが、道糸によく使われるラインはナイロンラインとPEラインの2種類です。それぞれの特徴は次の通りです。

〇ナイロンライン

最大の特徴は安価であること!! 安価であるが故に気軽に交換できます。付け加えて、扱いやすいのでトラブルが起きづらいです。ただ遠投には適していません。号数にもよりますが、大体80m程度までです。 

〇PEライン

特徴は遠投性や感度、耐久性です。小さい号数でも強度があり大遠投が可能です。感度がよいおかげで、仕掛けをサビいた時に地形がわかりやすいです。欠点は、やや高価で、擦れに弱いこと、比重が軽いゆえに置き釣りで使うとフワフワしがちなことです、というのが一般的なPEラインです。私がこの記事で紹介するPEはシンキングタイプのPEですので、フワフワしておらず置き釣りに適したPEラインです。風にも強く扱いやすいですよ!

ラインの使い分けについて

先ほどの特徴を踏まえたうえで次のように分類してみました。現場の状況によって、PEラインが適しているところ、ナイロンラインが適しているところがあり、特に根の多さと飛距離で分類してみました(図1)。

※根について

ざっくりいうと海底の障害物(岩とか)のことです。

※飛距離について

 大体80m~100m未満であれば近距離、それ以上であれば遠距離としています。

 

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図1



①近距離狙い+根が少ない

ナイロンラインとシンキングPEラインのどちらでも構いませんが、私は安価なナイロンを使っています。

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例 砂地ベースでテトラ周辺狙い

②遠離狙い+根が少ない

シンキングPEライン一択です。そもそもナイロンラインでは100m以上投げるのが難しくなってきます。プロの人はできるのかもしれませんが・・・。ただ遠投するとなるとエサの付け方などを工夫しなければいけません。イソメであれば投げた瞬間に上から降ってくることも・・・。

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例 サーフ

③近距離狙い+根が多い

ナイロンライン一択です。PEラインだと擦れに弱く、経済的にも難あります。

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例 近場の海底が岩だらけ

④遠離狙い+根が多い

難易度マックスな現場ですね。遠投できるのはPEしかありませんのでPE一択ですが、私はこういう現場は避けてます。必ずしも遠投すればいいというわけではありませんので他のポイントにしましょう!

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例 ちょっと微妙な写真ですが牡蠣漁をしていましたので遠投すれば根がかりします

おすすめのナイロンライン

〇アトミックスライダー(3号・オレンジ色)

 

このラインは本当に凄いですよ! 商品の紹介に「とにかく強い!」とか「ヨレにくく軽快なラインさばき」とか「滑りが抜群! 飛距離UP!」とかめちゃめちゃ良いこと書いてありますが、本当でした。耐久性、しなやかさ、強度などのバランスがめちゃめちゃ良いです。耐久性は通常のお徳用ラインの2倍くらいかな?と個人的に思っています。強度も安いラインと比べられないくらいあります。私は飛距離とのバランスで3号をメインに使用しています。5号も持っていますが、根がかりしたときに外すのが非常に大変でした。色ですが、オレンジ色をおすすめします。めちゃめちゃ見やすいです。グリーンは見づらかったのでおすすめしません。

ちなみに私は最初に5号(1000mオレンジ色)を購入しましたが、あまりの良さにすぐに3000mを購入してしまいました。その後に3号も欲しくなり、3号(3000mグリーン)も所有しています。余談ですが、3000mのお徳用は私が使っているリサイクラーに取り付けると少しはみ出してしまいました。そのことは今後の記事で紹介したいと思います。

おすすめのシンキングPEライン

〇オードラゴン(2号・5色)

 

最大の特徴は高比重であることにより、風に強く、置き釣りに最適であることです。感覚としてはナイロンとほぼ同じような比重です。ライントラブルはほぼありませんが、海水が渇いてベタベタしてくることを避けるために、コーティングはしておいた方がいいかと思います。このラインは5色じゃないタイプも売っていますが、ポイントを把握しやすい5色一択だと思います。デメリットとしては、少し価格が高いかなと思うことと、4色ではなく5色であることです。シンプルに4色であってほしいです。リサイクラーで裏返してお得に使いましょう。

〇コーティング剤

 
※お試し用の小さいボトルも売ってて最初に購入したのですが、ガス式ではなくポンプ式でした。 100mlや業務用がおすすめです。
 

〇リサイクラ

まとめ

以上、簡単ですが私個人のラインの使い分けでした。参考になれば幸いです。

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図2