友釣り5投目「大アイナメ」
日時 平成30年11月25日
場所 松ヶ崎漁港
釣果 フグ、アイナメ(しんじょう)
K丸です。
時間って大事ですよね。
特に休日って、前日までは全力で楽しもうと思ってたのに、なかなか起きれずゴロゴロしてスマホいじって気づいたら夕方で「あ....時空歪んだ?」ってなることありますよね。
なんちゃらかんちゃら矢の如しです。
この日は釣り友のりょんと9時集合の約束で由利本荘市の松ヶ崎漁港で待ち合わせでした。
いつも通り6時くらいに目覚めて、ネコにエサをあげながらの一服です。
タバコを吸うおっさん(初級)の横でシャクシャク飯を頬張るネコ。
不意に顔をあげたネコの瞳に映るのは、寝ぐせ頭に無精髭で不敵な笑みを浮かべ「今日はご馳走釣って来ちゃるけぇのぅ」とのたまうおっさん(激臭)。
タバコを吸い終わって出かける準備もせず「う〜さむぅ...」と言いながら布団に戻るおっさん(哀愁)。
結局パワプロのアプリやりながら寝ちゃって9時に起きるおっさん。
「ごめん!寝過ごした!今すぐ出る!」とラインしながらリビングでコーヒーすするおっさん(美味)。
なんだかんだで11時に着いたんですけどね、りょんも10時半くらいに来たらしいので目クソ鼻クソガリガリガリクソンです。
松ヶ崎漁港には2つの堤防があります。
1つはまっすぐ海へと突き出ているような堤防A(立ち入り禁止)。
1つはカーブを描いて徐々に外海へ向かうような湾曲した堤防Bです。こちらは先端まで行くことができ、先端の方は3〜4mくらい水深があります。また、堤防沿いにテトラが置かれ、穴釣りなんかも楽しめます。
釣座を決め準備して1本目の竿を投げます。
仕掛けは20号のL字天秤にキス針12号で、餌はイソメです。
本命はカレイですが、なんならマゴチでもいいしキスでもいいよ〜な仕掛けです。
松ヶ崎漁港には堤防Aと堤防Bが囲むようになっている内湾と、外海に向いた外湾があります。いつも来ている人たちは大抵、外湾に向けて投げている人が多いです。
この日は風もそこそこあり(6mくらい)なんぼか糸を張っても風に流されるような日でした。
竿を置いて2本めのセッティングに入ります。
この日は俺が2本、りょんは竿1本(リールを家に忘れた)でした。
しかし、しばらく外湾に投げるもフグしか釣れず...
こいつは困った、ネコにフグやったらあいつアホだから食うぞと思った僕は内湾に向き直りました。
きっとまだ、冬近いこの時期までアホみてぇに浅瀬うろついてるアジやイワシがいるはずだ!猫も喜んで食うべ!と思ったのです。
(※ネコに青魚はあまり多くは食べさせない方がいい。)
仕掛けをサビキに変えて、申し訳程度にチョコンとイソメをつけてブッコミます。
竿を置いて竿の先端に鈴をつけて振り向くと、後ろから「チリチリチリリリリリリン!!」と聞こえて来ました。
エェッ、なんか釣れた!?
急いで竿を持ち上げると、予想に反して重い...。
キスなら20cmサイズが2匹ついてる時くらいの重さがあります。
けど、割と大人しく上がって来ます。
(アジの引きじゃねーし、なんだこの重いだけなやつ...。)
ふと、以前釣ったエイを思い出し「まさか!?」なんてショックを受けますが、上がって来たのは40cm近いアイナメ!
重くて上げられないので、急いでりょんを呼びます。
そして、悔しそうにタモで魚を上げるりょんの耳元で、敢えて大きな声で言ってあげるのです。
「でっけえぇーーーーー!!!!」
某釣具屋のブログで船釣りの釣果として見かけるような大きなアイナメ。
その後16時頃まで続けましたが、この日の釣果はアイナメ1匹で終了でした。
途中、タコ釣りに来た地元のおじいさんがタコ釣って見せに来たので、こっちもアイナメ見せたらすごく褒められました。
アイナメは持ち帰る前に、頭からハサミを差し込んで背骨を切り、エラと尾に切れ目を入れて血抜きしました。
お腹パンパンのかわいこちゃんです。
あ!36cm!?
きっちり測れてないですが、それでも40cmには届きませんでした(汗
そして、ここからはグロ注意!!
内臓系に耐性のない方は見ない方がいいと思います。
頭を落とすと、溢れるように卵が出てきました。2つの袋に分かれています。
卵です。袋をうまく剥けなかったので、そのまま投入。
頭を落とした状態です。鱗は取っています。
お腹の中も真っ白で、血合いの赤と相まって綺麗なモンですね。
卵は醤油、みりん、料理酒、砂糖で煮付けます。
茹で始めると卵が緑色になって「うわ...」となりますが、醤油を入れて煮込んでいたら徐々に色が変わっていきました。
身をさばきました。お粗末な出来でお恥ずかしいです。
身は刺身にすることにしました。
アイナメの皮は分厚く、コラーゲンでプルプルしています。
皮付きの刺身もありますが、私はあまり好きではないので剥ぎます。
基本的に魚は寝かせると水気が抜けて美味しくなるそうです。
身は昆布を乗せて冷蔵庫へ。昆布〆ってワクワクしますよね。
後日、小骨を取ってから刺身にします。
写っていませんが、3枚おろしにしたので骨も別で寄せてあります。
左は湯引きした皮で、右が先ほど煮込んだ卵です。
皮はプリプリ、卵は粒の大きなタラコに近い味でした。
三枚におろした背骨周りの身もいただきます。
なぜなら、バッチリ身を残してさばいてしまったからです。
刺身は美味しすぎて写真撮るの忘れました!
すみません!!